厚生労働省の調査によると、精神療養病棟の入院患者が退院できない理由のトップは「家族の受け入れ困難」で、64.8%に上っていることが明らかになった。また、「生活継続のための支援者がいない」という理由も27.4%だった。精神保健および精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)は、精神障害者の地域生活への移行を促進するため、来年4月に改正法が施行されるが、この結果からは、住まいの場や支援体制の整備が急務であることが改めて浮かび上がった。【丸山紀一朗】
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