検査センターの出先機関を病院内に設け、検体検査を業務委託する「ブランチラボ」。1980年ごろから経営の効率化を目的に導入されてきたが、「思うように採算が合わない」「人材の育成ができない」など、デメリットが指摘され始め、自主運営に戻す病院が増えている。今月開催された第60回日本臨床検査医学会学術集会では、このような事態を問題視して、「医療機関として病院はいかに検査センターとの互恵関係を育むか」と題したシンポジウムが開催され、病院と検査センターの双方の立場から病院検査室のあり方が議論された。【坂本朝子】
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