年間手術件数を5年で6千件増やす運営改革に成功した東京慈恵会医大附属病院(1075床)。手術数増加と合わせ医療材料費削減、離職率対策などを実現する「ひと粒で3度おいしい」改革を実行したのは、同大医学部脳神経外科教授、手術部診療部長の谷諭氏。改革成功の秘訣は新システムの導入か、施設規模によるスケールメリットか、それとも経営知識なのか。後編は、医療者でありかつ運営者でもある谷氏の考えを紹介する。【香西杏子】
■システム化=効率化ではない
■「医療畑のプロ」の経営努力とは?
■「効率的な組織」を実現する人間関係
■「医療畑のプロ」が素人になる
■医療者としての誇りとの共存
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