おいしくないという病院食のイメージを払拭し、「おいしい減塩食」の普及活動を続ける国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)。同センターが、昨年12月に発売した「国循の美味しい!かるしおレシピ」(セブン&アイ出版)は、25万部を超える大ヒットとなり、病院食ブームを牽引する。高血圧・腎臓科の河野雄平部長は、「なかなか長続きしない食事制限も、おいしかったら長続きするのでは」と考えたのが、レシピ誕生のきっかけだったと話す。河野部長に、レシピに込めた思いや医学的見地からの減塩食の重要性について聞いた。【聞き手・坂本朝子】
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