中央社会保険医療協議会(中医協)の医療技術評価分科会は12日、2014年度の診療報酬改定に向けて、新しい技術の保険収載や、収載済みの技術の増点・減点(再評価)など、医療技術評価の審議をスタートさせた。重複分を除くと各学会からは計805件の提案があり、今後は、薬事承認が確認できない医薬品を使用するものなどを除く720件を対象に、新規保険収載や再評価の優先度を決める。医療技術評価の具体案は来年1月にまとめ、中医協総会が最終判断する。【兼松昭夫】
一方、85件は、分科会の評価の対象外とされた。薬事承認されているかどうか確認できない医薬品や医療機器を使用したり、先進医療会議など別のところで保険収載を検討したりするため。厚生労働省はこの日、評価対象外の技術として88件を提案したが、「内臓脂肪量測定」(デュアルインピーダンス法)など新規の3技術については、分科会が「評価が必要」と判断した。
分科会による評価対象(医科)は、診療報酬点数表の「特掲診療料」のうち、第1部の「医学管理等」から第13部の「病理診断」までに該当する技術。「医学管理等」の技術は、有効性をデータで示せることを条件に今回から新たに対象に加わった。
(残り0字 / 全671字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】