人口の高齢化に伴い、有病者数の増加が予想される認知症。厚生労働省も、「認知症施策推進5か年計画」(オレンジプラン)を策定し、認知症の人を支える体制整備を進めている。そんな中、東京都渋谷区の「番町診療所 表参道」は9月、認知症の予備軍ともいわれる軽度認知障害(MCI)かどうかを高精度で簡単に判別できるテスト「あたまの健康チェック」を、国内の診療所として初めて導入した。その狙いを聞くべく、同診療所を訪ね、記者もテストを受けてみた。【佐藤貴彦】
テストを取り入れた同診療所は、有名ブランドの路面店が立ち並ぶ表参道に立地。完全予約制で、総合内科のほか、人間ドック、「もの忘れ外来」や「頭痛外来」などの専門外来を開設している。記者が診察室に入ると、待機していた山田正文院長が、「では、早速やってみましょう」とテストを始めた。
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