来年度の診療報酬改定に向け、社会保障審議会(社保審)による基本方針取りまとめの議論がいよいよ本格化する。これまでに厚生労働省が掲げている論点案は、「勤務環境の改善、チーム医療の推進」など4項目。11日の社保審医療部会に続き、23日には医療保険部会が議論をスタートさせる。今後は両部会が並行して議論を進め、正式な基本方針を12月上旬に取りまとめる。【兼松昭夫】
来年度改定に向けた論点としてこれまでに厚労省が提案しているのは、「勤務環境の改善、チーム医療の推進」のほかに、▽充実が求められる分野を適切に評価していく視点▽患者にとって分かりやすく納得でき、安心・安全で生活の質にも配慮した医療を実現する視点▽効率化の余地があると思われる領域を適正化する視点―の各項目。
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