![非がん・高齢者疾患にも対応する緩和ケア](/newspicture/cbnews_body/1378969487.jpg)
西川満則医師は、高齢化が進む中で「EOLケアチームのような感性が求められている」という
高齢化が進行すれば、緩和ケアはがん患者以外にも必要になる―。
国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)では、がん患者と併せ、がん以外の患者にも緩和ケアを提供する「エンド・オブ・ライフ(EOL)ケアチーム」の活動を続けている。【大戸豊】
同センター緩和ケア診療部の西川満則医師は、呼吸器を専門とし、肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者を多く見てきた。その中で緩和ケアを必要とするのはがんだけなのか、疑問があった。緩和ケア病棟の立ち上げに参加したり、同センターで認知症患者の診療などにかかわる中、非がんの患者にも緩和ケアを広げたいと考えた。
同センターの協力を得て、2011年10月に発足した緩和ケアチーム「EOLケアチーム」は、がんだけでなく、臓器不全(慢性心不全やCOPD)や認知症、虚弱(老衰)も緩和ケアの対象にしている。
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