介護施設での労災が増えている。5月に発表された「労働災害発生状況」によると昨年、「社会福祉施設」での4日以上の休業を伴う労災申請は6480件。休業が3日以内のものや、申請が上がっていないものを勘案すれば、この数倍になると考えられる。就業人口が増え、新しく介護業界に参入する人も増える中、事業者が注意すべき労災はどんなものだろうか-。労働安全衛生総合研究所の岩切一幸上席研究員は、腰痛、感染症、ストレス、交通事故の4つを重点事項として挙げる。【大島迪子】
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