日本病院団体協議会（日病協、武久洋三議長）は26日に代表者会議を開き、10月26日に中央社会保険医療協議会委員の任期が満了する西澤寛俊氏（全日本病院協会会長）の後任に充てる、日病協が推薦する委員の選定を開始した。9月の代表者会議までには、決めたい考えだ。

　日病協を構成する団体で、推薦する候補者がいる場合、来月10日までに事務局に正式な推薦状を提出する必要がある。その後、同月の代表者会議で、各団体から推薦理由をヒアリングし、質疑応答などを行った上で決定する。そこで決まらなかった場合には、9月に持ち越す。

　26日の代表者会議終了後に記者会見した武久議長は、「わたしの考えでは、8月の代表者会議で決めるのは時期尚早。8月の会議で検討し、議論したものを各団体に持ち帰ってもらおうと思っている。前回のような2名併記にはしたくないので、できれば皆さんの総意で決めていただきたい」と述べた。

■8月末までに、消費増税対応策への統一見解

　 この日の代表者会議では、消費税率が引き上げられた場合の医療経営への影響についても意見交換し、日病協として消費増税対応策への考え方を取りまとめる方針も確認した。8月末までには、日病協としての統一見解を示す。【君塚靖】

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