産業人口の拡大や司法判断などに後押しされ、医療業界にも勤務環境を改善しようという動きが広がってきた。病院の取り組みや、厚生労働省の「雇用の質」向上プロジェクトチーム(PT)設置の背景には、常に人材確保の難しさに悩んでいる現状がある。ところで、「雇用の質」とは一体何なのだろうか。何が「雇用の質」を改善するのだろうか。幾つかの研究や取り組みからは、労働基準法順守という“最低ライン”からキャリアにわたる、段階別の課題が浮かび上がる。【大島迪子】
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