松波総合病院(岐阜県笠松町、山北宜由病院長、432床)では、最新鋭の医療機器やヘリポートを備えた新館の建設が始まった。来年7月にはオープンする予定で、病床は501床になる。新館建設後は旧館も改修し、高度急性期だけでなく、一般急性期、亜急性期、回復期までを幅広くカバーしていく構想だ。すべての工事が完了するのは、2015年秋になる見通しだ。【坂本朝子】
山北病院長は、増改築に踏み切ったのは、この地域の医療需要が、どのように変化するかを予測した結果であると明かす。
「地域の中核病院がやらなければならないことは何か。急性期医療ばかりをやろうと思っても、需要は限られています。全国的にも問題になっていますが、特に当医療圏では、急性期医療をやっている所があまりにも多過ぎるのです。これからは、急性期を終えた後、亜急性期、回復期までを法人全体である程度カバーできるようにしなければと考えています。そこで、新館と旧館をうまく活用し、病棟を再編成することにしました」
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