昨年から続く風疹の流行で、風疹ワクチンの任意接種回数が大幅に増加。在庫が枯渇する可能性を厚生労働省が示したことで、医療現場の混乱に拍車が掛かった。ただ6月以降、患者報告数に減少傾向が見られるほか、ワクチンの前倒し出荷などで、枯渇を回避できる見通しを同省が提示した。一方、現場では入手困難な状況が続いており、未承認のワクチンを輸入する動きも広がりつつある。一部の県が輸入ワクチンへの補助を決めたことで、同ワクチンの特例承認などの抜本的な対策を求める声が強まりそうだ。【佐藤貴彦】
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