高齢者の今後の増加はほぼ確実だが、そのうち「健康な高齢者」がどれだけ占めるかは変化し得る数字。健康寿命の延伸のために、期待されているのが保険者の役割だ。保険者に蓄積されている被保険者のレセプトや健診の情報を分析し、保健事業に生かすことが求められている。市町村、健康保険組合、全国健康保険協会(協会けんぽ)といった大きな保険者集団が、今年から来年にかけ、こぞって積極的なデータ活用に乗り出す。データは人々の健康状態を改善するだろうか。【大島迪子】
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