日本ジェネリック医薬品学会はこのほど、東京都内で第7回学術大会を開き、「医薬分業の理念とジェネリック医薬品」と題したシンポジウムが行われた。シンポジウムでは、薬剤師のジェネリック医薬品へのかかわり方などが議論された。薬剤師はジェネリックについての偏見を解消するような正しい情報を伝えるべきといった意見や、ジェネリックを活用し個々の患者の状態に合わせた調剤ができるようになれば、薬剤師にとって大きな武器になるという指摘もあった【大戸豊】。
向井氏は、ジェネリックを嫌う薬剤師にその理由を尋ねると、いろいろと理由述べた揚げ句に「どうしても」「何となく」というあいまいな答えが返ってくると説明。背景には後発品を巡る歴史や偏見があるといい、学術的、科学的に立証しても、状況を変えるのはなかなか難しいという。
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