拡大が続く介護労働市場では、常に人材不足が悩みの種。過酷な現場に対して賃金が低過ぎることが、高い離職率につながっているのでは、という問題意識が共有されているように見える。ただ、看護師を対象にした研究などでは、賃金の影響は小さいとする分析も多い。介護の場合、本当に賃金が問題なのか-。京都産業大経済学部の花岡智恵助教の研究からは、「賃金が高いからといって離職を思いとどまるわけではない」という結果が。では、介護業界に求められるものは何なのだろうか。
(残り2198字 / 全2421字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】