今、日本の薬をめぐる環境が、大きく変化し始めている。6月14日に閣議決定された「日本再興戦略」は、医薬品など医療関連産業の市場規模を2020年に16兆円(現在12兆円)まで拡大する方針を標榜。薬のインターネット販売の原則解禁にも乗り出す方針を示した。さらに、「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太方針)では、後発医薬品の使用促進が改めて強調されている。この環境の変化に、薬剤師はどう向き合えばいいのか―。自らも調剤の現場に立った経験を持つ、とかしきなおみ厚生労働大臣政務官は、「これからの薬剤師に求められるのは“人間力”。そして、多くの薬剤師が“かかりつけ薬剤師”に成長すること」と訴える。【聞き手・ただ正芳】
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