救急患者の受け入れ困難解消、救急医療体制の効率化、医師の負担軽減など、さまざまなメリットが期待されるER型救急。従来、重症患者を中心に対応してきた大学病院でも、初期臨床研修に役立つとの観点から、ERの導入を試みる病院が出てきた。しかし、救急医の賛同が得られないことや、他科の理解不足、ER専門医の不足など、課題が多く、なかなか軌道に乗らないとの声がある。では、どのようにすればうまく機能するのだろうか-。ERを導入している大学病院の現状を取材し、ER型救急の将来像を探った。【坂本朝子】
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