長野県松本市の慈泉会相澤病院(502床)が、国際的な医療機能評価機関JCI(Joint Commission International)の認証を、甲信越地方で初めて取得した。外国人患者を受け入れる「医療ツーリズム」と関連付けて考えられることも多いJCI認証だが、地域医療を担う病院が取得を目指せば、より安全で質の高い医療を提供するための組織再編が期待できると、同病院でJCI特命ディレクターを務める田内克典副院長は指摘する。【佐藤貴彦】
「うちの病院が、なぜ国際的な医療機関を目指すのだろう」。指示を受けた田内氏らは当初、理事長の意図が分からず戸惑った。しかしセミナーで、医療の質向上と患者安全の確保とを目標に、国際的な基準をJCIが定めていると知り、相澤病院が取得する意義を感じた。田内氏はこう語る。
(残り2044字 / 全2460字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】