救急搬送時に医療情報を救急隊員に伝達する「救急医療情報キット」を高齢者らに配布する動きが全国的に広がっている。専用の用紙に持病や投薬情報などを記載し、本人の写真や健康保険証・診察券の写しと共にプラスチックケースに入れて冷蔵庫内で保管するもので、全国で初めて導入した東京都港区には、地方議員の視察や問い合わせが相次いでいる。増え続ける高齢者の医療対策の一環として全国の各自治体にくまなく広まるか―。旗振り役の厚生労働省と総務省消防庁の真価が問われそうだ。【新井哉】
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