この1年で、日本の総人口は28万4000人減り、65歳以上高齢者は104万1000人増えた。総人口の減少の中での高齢化は今後加速していくが、病院経営には全国より地域の数字が重要だ。人口の増減は、出生数と死亡数の差である「自然増減」と、地域外からの転入と地域外への転出の差である「社会増減」に分けられる。特に、全国総数の話をするときには登場しない社会増減の要因は、地域医療にとり大きなインパクトを持つ。専門家は、「これまでは進学、就職で若い世代の人口が首都圏に流れてきた。高齢者の移動は少ないが、今後は変わる可能性がある」と解説する。【大島迪子】
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