20メートルを超える津波に見舞われ、診療所や役場など多くの建物が浸水。病棟の損壊などで対応力が低下する中、受け入れ能力を超える患者が医療機関に殺到する―。東京都と高知県は今月中旬、南海トラフ巨大地震の被害想定を相次ぎ公表した。地震や津波による被害想定では、万単位の死傷者が発生すると試算。被災地の病院や診療所が直面する課題も浮き彫りになった。東京都と高知県の被害想定を基に、医療機関が抱える課題や、被害を最小限に抑える方策を探った。【新井哉】
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