東日本大震災の被災地である東北地方での医学部新設を、自民党の国会議員連盟や現地の病院関係者が求めている。狙いは、大震災の発生後により深刻になった東北の医師不足の解消だ。「既存の医学部の定員増では、東北の医師不足は解消しない」と口をそろえ、卒業後に東北の医療機関に定着させる仕組みを持った医学部新設の必要性を訴える。しかし、医学部新設で医師の地域偏在の問題を解決できるのか、疑問の声も聞かれる。【高崎慎也】
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