青梅慶友病院(東京都青梅市、医療療養239床、介護療養497床)と、よみうりランド慶友病院(同稲城市、医療療養180床、精神60床)を持つ医療法人社団慶成会では2010年、開設者の大塚宣夫が会長になり、息子の太郎が理事長に就任。現在は、1病院ずつの経営を担う「二頭制」を敷いている。同法人ではこれまで、国が求める基準数の3-4割増しの職員を雇い、患者・家族に手厚いサービスを実現するために、国の保険点数で足りない分を差額ベッド代などで賄う「大塚イズム」を実践してきた。「異端」といわれた父の経営方針を受け継いだ息子は、「ライバルは有料老人ホーム」として、病院離れしたサービスに磨きを掛ける考えだ。
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