厚生労働省は27日、中央社会保険医療協議会(中医協)の総会に、昨年4-9月の医療費の動向と、調剤医療費の動向を示した。それによると、延べ患者数に相当する「受診延べ日数」は、医科の入院・入院外共に前年同期から減少した。厚労省では、入院の短期化や、投薬日数の長期化が影響したとみている。
医科入院では、推計新規入院件数が0.8%増えた一方、推計平均在院日数が1.7%減っていた。
医科入院外では、1か月に同じ医療機関を何日受診したかを表す「入院外1件当たり日数」が、病院で1.4%、診療所で2.3%減っていた。
また、調剤医療費の動向によると、内服薬の処方せん1枚当たり薬剤料について分析した結果、「1種類当たり投薬日数」が前年同期から3.1%増えていた。厚労省では、投薬日数の長期化で受診回数が減ったことが、入院外の受診延べ日数の減少につながったとみている。【高崎慎也】
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