厚生労働省は23日、昨年の診療報酬改定に伴い新設された「データ提出加算」の届け出を辞退すると、千葉県内の病院から申し出があったことを明らかにした。中央社会保険医療協議会が同日開いた総会で報告した。
データ提出加算は、入院患者の病態や提供した医療サービスのデータを、DPCに参加していない出来高病院がDPCフォーマットにして提出した場合への評価。
入院診療のデータのみを提出して算定できる加算1(入院中に1回、200床以上100点、200床未満150点)と、入院に加え外来診療のデータも提出した場合に算定する加算2(同、110点、160点)がある。
同省によると、板倉病院では加算1の算定を届け出ていたが、専任者が退職したためデータを提出できなくなったと、病院側から昨年12月10日付で辞退の申し出があった。【兼松昭夫】
(残り0字 / 全390字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】