民主党厚生労働部門会議の医療・介護ワーキングチーム(WT)の新座長に就任した辻泰弘前厚労副大臣は12日、キャリアブレインの取材に応じ、一般病床の機能分化を実現するためには、医療関係者からの理解が重要だと強調した。
また辻氏は、厚労省の来年度予算編成に関し、当面は医療保険制度に焦点を当てて、全国健康保険協会(協会けんぽ)への財政面での国の支援措置や高額療養費制度、70-74歳の窓口負担割合などについて、WT内で現状への認識を共有し、今後の方向性を探るとした。
さらに辻氏は、8月に成立した社会保障・税一体改革関連法について、「(民主、自民、公明の3党で合意して)良識で通してもらえてよかったが、医療・介護(の改革)の具体化に関しては、これからしっかり詰めていかなくてはいけない」と指摘。社会保障改革の方向性を示すことになる「社会保障制度改革国民会議」については、「社会保障は政権が代わるごとにころころ変わるべきではない。やはり、一貫したものであるべきだ」と述べ、同会議から一定の距離を保ち、議論を見守る考えを示した。【佐藤貴彦】
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