中央社会保険医療協議会(中医協、会長=森田朗・東大大学院教授)は11日の総会で、2012年度の診療報酬改定の結果を検証する特別調査で対象とする10項目を了承した。このうち、後発医薬品の使用状況については、使用促進に関する13年度以降の新たな目標値の設定に向け、12年秋に前倒しで調査を行うことになったが、それ以外の項目に関しては、月内にも今後の実施スケジュールを決定する。
特別調査の対象項目は、12年度の報酬改定に関する中医協の附帯意見などを踏まえたもので、▽救急医療の評価による影響調査▽病院勤務医の負担軽減と処遇改善に関する状況調査▽在宅医療の実施と医療・介護の連携に関する状況調査▽訪問看護の充実による影響調査―など。このうち、12年度の調査の対象項目については、▽調査票の簡素化▽患者調査票の充実▽調査票集計の際の検定―の3点への対応を、今後、中医協委員らで検討する。
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