厚生労働省が7日時点での報告を集計した2024年1-10月の労働災害発生状況(速報)によると、社会福祉施設での休業4日以上の死傷者数は9,909人で、前年同期を43人上回った。
事故の内訳としては、「転倒」が3,429人で最も多く、「動作の反動・無理な動作」(3,364件)と合わせて68.6%を占めた。ほかは「激突」(497人)、「交通事故(道路)」(424人)など。
厚労省の担当者によると、社会福祉業界では深刻な人材不足により高齢な労働者の割合が上昇傾向にあり、60歳代以上の女性を中心に、転倒による骨折や介助中に腰を痛めるなどの事故が多いという。
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