医療資源を重点的に活用する「重点外来」の拠点となる全国の病院や診療所(紹介受診重点医療機関)が1日時点で837カ所あることが、CBニュース編集部の集計で分かった。8月1日までに36都道府県が計696カ所を公表していたが、その後、新たに8県が計81カ所を公表した。【松村秀士、兼松昭夫】
また、北海道や埼玉など6道県では、8月1日付の分に加え、9月1日付で計60カ所を新たに公表した。一方、秋田・神奈川・長野の3県では紹介受診重点医療機関を5日現在、公表していない。
秋田では、地域ごとの協議を9月上旬から行っていて、県の担当者は「10月1日の公表を目指す」と話している。神奈川では、地域での協議が8月末までに合意に達し、10月1日に公表する方針。
紹介受診重点医療機関は、外来化学療法や日帰り手術など医療資源を重点的に使う「重点外来」を行う病院や診療所。外来機能報告で集めた各医療機関の外来データを根拠に、地域ごとの協議で紹介受診重点医療機関を決め、都道府県が公表することになっている。
外来医療の役割分担を地域ごとに進めて患者の流れを円滑にして、病院を受診する際の待ち時間の短縮や勤務医の外来業務の負担軽減などにつなげることが狙い。
CBニュース編集部では、紹介受診重点医療機関の1日現在の公表状況を集計した。
それによると、
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