全国42大学の44病院が参加する国立大学病院長会議は、2022年度の光熱水費が総額で367億円だったとする集計結果を公表した。前年度比122億円の増加で、過去に例のない大幅な負担増だとしている。一方、自治体からの支援は総額で8.4億円とどまった。【兼松昭夫】
国立大学病院長会議では、光熱水費は23年度も高止まりするとみている。さらに、医師の時間外労働の上限規制が始まる24年4月に向けて新たに人材を確保する必要があり、人件費も増加する見通し。
そのため「かなり厳しい状況だ」として、大学病院が機能を維持するのに必要な光熱水費高騰への支援を国に求める方針。
国立大学病院長会議が3日に公表した22年度決算の概要(速報値)によると、同年度の経常収益は42大学・44病院の総額で
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