新型コロナウイルスの感染拡大の影響を明らかにするため、全国自治体病院協議会(全自病)が行った調査によると、全国の自治体が運営する343病院のほぼ7割に当たる238病院で感染「第7波」(2022年7月1日-10月31日)で院内感染が発生し、うち172病院が病棟や病室を閉鎖していたことが分かった。【兼松昭夫】
また、第7波で新型コロナに感染して欠勤した職員数は、回答があった270病院全体で計2万37人だった。これは、全職員(計13万3,663人)の15.0%に当たり、第6波(22年1月1日-6月30日)の7,504人から約2.7倍に増えた。
第7波では、感染者の濃厚接触者として欠勤した職員がほかに計1万7,531人(全職員の13.1%)いた。感染による欠勤と合わせると、全職員の28.1%に当たる計3万7,568人が欠勤したことになる=表=。
自由記載欄では、第7波で対応に苦慮したこととして、
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