健康保険組合連合会の佐野雅宏副会長は16日に開かれた総会の情勢報告で、健康保険証を2024年10月に廃止し、マイナンバーカードと一本化する方針を決めるまでの政府の対応について、「あまりにも急な動きで正直戸惑っている」と述べた。【兼松昭夫】
その上で、佐野氏は「ある意味、それへの対応は今年1年の健保組合の最重要課題だといってもいい」と語り、健保組合の意見を聞きながら国と対応を協議する方針を説明した。
ただ、マイナ保険証の利用が進めば医療の質改善や国民の健康増進を見込めるため、「大きな方向性としては健保連としても賛成する」とも述べた。
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