国立大学法人電気通信大学は6日、同大学の石垣陽特任准教授(情報学専攻)、横川慎二教授(i-パワードエネルギー・システム研究センター)らの研究グループが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のエアロゾル感染クラスターについて、換気回数やエアロゾルの伝搬経路を可視化することを実証するため、実際にクラスターが起きた現場(高齢者施設など)で再現実験を行い、「気流に乗ったエアロゾルによる風下汚染」「送風機・扇風機によるエアロゾルの飛散」の少なくとも2つの種類があることを突き止めたと発表した。【新井哉】
石垣特任准教授と横川教授らは、宮城県結核予防会、産業医科大学産業医実務研修センター、東京工業大学の研究グループと連携して、COVID-19の集団感染(クラスター)が発生した60カ所以上の医療福祉機関・事業所で、再発防止の観点から立ち入り調査を行ってきた。
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