MAC肺非結核性抗酸菌症の新薬アリケイス(成分名アミカシン硫酸塩、インスメッド)は費用対効果評価の結果、ICERが1,000万円/QALY以上となり、薬価算定時に評価された有用性加算が9割減らされることとなった。14日の中央社会保険医療協議会・総会に報告され、了承された。薬価は1.8%引き下げられる。【ライター 設楽幸雄】
アリケイスは、治療抵抗性の肺MAC(マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス)症患者に対して、アリケイスを併用した多剤併用療法の有効性が示され、欧米のガイドラインでは、アリケイス併用レジメンが最も強く推奨されていることから、標準的治療法と言えるとして、原価計算の上に有用性加算10%を適用することが認められ、2021年5月19日に薬価収載された。
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