健康保険組合連合会は6日、厚生労働省内で記者会見を開き、1,388組合全体での2021年度の決算が825億円の赤字になる見込みだと明らかにした。加入者が支払う保険料収入の伸びを給付費と拠出金の伸びが上回り、過半数に当たる740組合(53.3%)が赤字になった。健保組合全体での収支が赤字になるのは13年度以来8年ぶり。【兼松昭夫】
赤字組合は前年度の458組合から6割超増えた。解散を視野に入れている組合もあるといい、健保連の佐野雅宏副会長は会見で、そうした動きが広がることへの危機感を示した。
(残り405字 / 全651字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】