全世代型社会保障の構築を巡る政府内の本格的な議論が7日、始まった。医療・介護関連では、2040年を見据えた提供体制の整備が焦点になる。【兼松昭夫】
社会保障改革は、有識者らによる全世代型社会保障構築会議で議論する。7日、ほぼ4カ月ぶりに開かれた会合では、▽医療・介護制度改革▽働き方に中立的な社会保障制度の構築▽子ども・子育て支援の充実-のテーマを、新たに立ち上げる3つのチームでそれぞれ具体化することになった。
構築会議が5月に行った中間整理や、政府が6月に閣議決定した骨太方針2022に基づき具体策を議論し、年末に報告書を取りまとめる。政府は、それを踏まえて医療・介護制度改革の工程表を作り、関連法案を順次提出する方針だ。
5月の中間整理では、医療・介護制度改革関連の検討事項として、「かかりつけ医機能」を発揮する制度の整備のほか、地域医療構想の推進や地域医療連携推進法人の活用、
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