健康保険組合連合会(健保連)が行った「生活習慣関連疾患の動向に関する調査」(2020年度)によると、糖尿病や脳血管障害など生活習慣関連の10疾患による医科入院の医療費は、9疾患で前年度から減少していた。動脈閉塞ではマイナス28.6%と大幅に減り、虚血性心疾患と高脂血症でもそれぞれ11.8%、11.4%の減。【兼松昭夫】
これに対し、高血圧性腎臓障害では前年度比13.2%増と大きく増えた。
10疾患は、糖尿病、脳血管障害、虚血性心疾患、動脈閉塞、高血圧症、高尿酸血症、高脂血症、肝機能障害、高血圧性腎臓障害、人工透析。
健保連では、1,250 組合から提供があったレセプトデータを基に生活習慣関連の疾患による20年度の受診状況と医療費の動向をまとめた。対前年度の伸び率の集計は、そのうち19年度のデータもそろっている1,219組合が対象。
集計結果によると、
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