社会保険診療報酬支払基金がまとめた2022年4月診療分の確定状況によると、件数総計は9,902万件で前年同月比6.4%増、金額総計は1兆1,184億円で同2.1%増となった。コロナ第6波が落ち着きつつあった中で、件数の増加に対し、金額が小幅な伸びにとどまったのは、実質引き下げの4月の診療報酬改定の影響とみられる。【ライター 設楽幸雄】
支払基金の件数の伸びは、コロナ第6波の中、拡大期だった1月は13.1%増でまだ大きな伸びが続いていたが、ピークとなった2月には3.3%増と、逆に大きく落ち込んだ。
しかし、感染者数が減少傾向となった3月には5.3%増と回復し、4月もさらに拡大して6.4%増となった。
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