福祉医療機構が6月に行った「病院経営動向調査」によると、4-5月に前年同期と比べ原油価格や物価高騰の影響を受けていると答えたのは268病院中232病院(86.6%)と、9割近くを占めた。うち125病院(232病院の53.9%)では2022年度上半期の医業費用が前年同期比で5%以上増えると見込んでいる。【兼松昭夫】
医業費用の増加への影響が「最も大きい」と見込まれる勘定科目を125病院に尋ねると、水道光熱費(58.4%)、診療材料費(16.0%)、消耗品費・消耗器具備品費(8.0%)などの順で、水道光熱費を挙げる病院がほぼ6割を占めた。
一方、「社会福祉法人経営動向調査」(6月)では、特別養護老人ホーム418施設のうち370施設(88.5%)が原油価格・物価高騰の影響「あり」と答えた。5%以上のコスト増を見込んでいるのは370施設のうち181施設(48.9%)だった。
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