新型コロナウイルスの感染が各地で拡大した2020年度に998の医療法人の25.9%が、補助金の収入を含む経常収支ベースで赤字だったことが福祉医療機構の集計で分かった。【兼松昭夫】
集計は、貸付先の医療法人が提出した20年度の財務諸表データが対象。2年度分のデータがある998法人の経営状況を19年度と比較した。
その結果、本業の売上高に当たる事業収益は1法人当たり約128万円増えたが、人件費などの支出が5,000万円近く増え、大幅な減益になった。
コロナ補助金などの収入を含め、収益性の高さを示す経常利益率は1法人当たり0.3ポイント上昇し、20年度は2.8%だった。ただ、
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