日本医師会の有床診療所委員会は、2022年度診療報酬改定に対する要望を中間答申としてまとめ、中川俊男会長に提出した。入院では、患者1人1日当たり収支が2,248円の赤字で年々悪化しており、外来収入で穴埋めしているのが実態とし、入院基本料の大幅な引き上げが必要だとした。また、地域包括ケアシステムの中で貢献するために、地域包括ケア病床と回復期リハビリテーション病床の新設などを求めた。【ライター 設楽幸雄】
中間答申は、19年度の有床診療所現状調査(日本医師会総合政策研究機構)の結果、入院の患者1人1日当たり収支は、収入1万8,557円に対し、経費2万805円で、2,248円の赤字であり、年々悪化しており、有床診療所の減少に歯止めがかかっていないとした。
(残り585字 / 全911字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】