新型コロナウイルスの治療薬として特例承認された抗体カクテル療法「ロナプリーブ点滴静注セット300、同点滴静注セット1332」について、厚生労働省は20日、投与対象の入院患者を受け入れている病院や有床診療所を配分先にすると都道府県などに周知した。国内での流通量が限られ、安定的な供給が困難なため、入院を必要としない「軽症から中等症I」の患者に対応している医療機関への配分は当面の間、行わない方針。【松村秀士】
「ロナプリーブ」については、安定的な供給が難しいことから、厚労省が所有した上で、対象となる患者がいる医療機関からの依頼に基づき無償で譲渡する。こうした趣旨を踏まえて、同省は必要以上の配分の依頼や在庫の確保、投与対象者以外への投与、対象となる医療機関以外での使用を控えるよう医療機関に求めている。
■保存可能時間なども明示
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