福祉医療機構によると、約280病院の半数は、2020年度決算で医業収益が前年度と比べて1割以上減る見通し。新型コロナウイルスの感染拡大による患者数の減少などによるもので、医療法人では半数超が減収となる見込み。【松村秀士】
新型コロナに伴う病院経営や運営への影響などを把握するため、機構が2月26日から3月24日にかけて、対象の病院に調査を実施。278施設から有効回答を得た。
20年度決算での医業収益の見通しを聞いたところ、11.5%の病院が「増加」、37.4%が「横ばい」と答えた。一方、37.1%が「1割減」、9.0%が「2割減」、2.5%が「3割減」、1.1%が「4割減」、0.4%が「5割減」と回答。また、165の医療法人のうち、56.4%が1割以上の減収となる見込みだ。
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