米国研究製薬工業協会(PhRMA)在日執行委員会のジェームス・フェリシアーノ委員長(アッヴィ社長)は5日付でメッセージを発表。コロナ禍で、PhRMAの役割は医療のイノベーションを推進することにあるとし、「イノベーションをさらに加速していけるように、従来の規制の改革や薬価制度の在り方、医薬品開発環境の見直しについて、引き続き提案していく」との考えを示した。【ライター 設楽幸雄】
PhRMAは、「イノベーション促進」「医療への投資」「医療のデジタル化の推進」を行うことで、日本の研究開発が迅速、安全に進められるような制度作りを提言している。
2018年にまとめた「研究開発型製薬産業によるビジョンレポート」に基づくもの。
フェリシアーノ委員長は、「日本経済の中で重要なポジションを担う医薬品産業が、適切に機能することで、患者に優れた医薬品を届けることができ、国民の健康を促進して、安定した労働環境の構築と維持につながる」とし、その結果、「医療費の抑制・削減にもつながり、革新的な医薬品の研究開発への投資を可能とする」と指摘。
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