大手後発薬メーカーの日医工(富山市)が8日、アレルギー性疾患治療薬のオロパタジン塩酸塩OD錠5mg「日医工」とレボセチリジン塩酸塩錠5mg「日医工」の一部ロットの自主回収を始めた。溶出性試験で承認規格に適合しない結果が出たことによる対応。同社は富山県による行政処分を経て、6日に業務を再開したばかりだった。【松村秀士】
医薬品医療機器総合機構(PMDA)によると、回収の対象製品は危険性の程度で、使用すると健康被害の原因となる可能性などがある「クラスII」に分類されている。また、溶出性が遅いことによって体内への吸収が遅れ、薬の効果の発現が遅延する可能性があるが、これに伴って重大な健康被害が生じる恐れはないという。
■対象ロットや出荷時期なども公表
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