日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会は16日、2020年度第3四半期の経営状況調査の結果をまとめた。4-12月の累計では医業利益率は▲5.6%となり、前年同期の▲1.0%から大きく落ち込んだ。しかし、新型コロナウイルス感染症への支援金を含めると、赤字幅は▲2.1%まで縮小。「効果はかなりある」とした。ただ、感染第3波の中で、経営状況は再び悪化しており、特に1-2月の状況を懸念している。【ライター 設楽幸雄】
第3四半期の医業利益率の状況は、支援金を含めないと、10月4.0%、11月0.8%、12月▲18.4%となった。1,419病院の平均で、平均病床数は272床。12月の大幅赤字は、ボーナスの費用を一括して計上している病院が多いため。
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