日本看護協会と日本看護連盟は、新型コロナウイルス感染症の軽症者らに係る宿泊療養施設での体制整備に関する要望書を田村憲久厚生労働相宛てに提出した。安全な宿泊療養を可能にするため、業務指針や看護師らの適切な人員配置の明示などを求めている。【松村秀士】

　両団体は、宿泊療養施設で看護職員が療養者の重症化を早期に発見するための観察の項目や頻度を明示するとともに、異常を確認した場合や急変時に的確に対応できるような業務指針を提示するよう要望。また、宿泊療養施設などで療養者の病状管理を行うために必要な研修を実施できるように研修プログラムを示し、その実施を支援すべきだとしている。

（残り227字 / 全510字）