全国健康保険協会は、2020年度と21年度の医療分の収支見込みをまとめた。20年度は収入と支出がいずれも減少し、単年度収支差は5,209億円で前年度比▲3.5%。収支差額は前年度に近い水準を維持する。しかし、21年度は、収入と支出が共に増加する中で、単年度収支差は2,889億円で▲44.5%と大幅に減少する見込みとなった。【ライター 設楽幸雄】
両年度とも20年12月時点の見込みで、21年度分は政府予算案を踏まえたものとなっている。
20年度は、保険料収入が9兆4,432億円で前年度比▲1.6%、国庫補助などが1兆2,719億円で+5.0%、その他が285億円で▲55.8%、合計は10兆7,437億円で▲1.2%。
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