福祉医療機構がモニター病院375施設を対象に3カ月ごとに実施している病院経営動向調査によると、一般病院では、2020年12月も医業で減収、減益、赤字となる病院の割合がそれぞれ減少し、収支の改善が続いていることが明らかになった。しかし、21年3月には、逆に減収、減益、赤字となる病院の割合がそれぞれ増加し、再び収支悪化に向かうと見込んでいる。【ライター 設楽幸雄】
20年12月の病院経営動向調査の結果は、医業収益では、減収病院の割合が増収病院の割合を14%上回ってDIが▲14となった。しかし、9月調査に比べるとマイナス幅が16ポイント減少し、改善した。
医業費用は、増加病院割合が減少病院割合を34%上回ってDIは34で、9月調査に比べると6ポイント増加した。
(残り846字 / 全1174字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】